その昔、山深い吉野では、海の魚は村人たちにとって貴重な食料でした。人々は、魚をいつまでも美味しく食べるために、熊野でとれた鯖の塩漬けを、ご飯と合わせ、抗菌・防腐作用に優れた柿の葉でくるみました。この手法は、保存性と共に、格別の風味をも増したのです。柿の葉ずしは、ひとえに「美味しい魚を食べたい」という、まっすぐな想いと知恵から生まれたものでした。
爾来、「平宗の柿の葉ずし」は百数十年もの長きにわたり、愛され続けています。
講座では、柿の葉ずしの老舗『平宗吉野本店』で、河瀨直美監督が撮影された『つつむという優しい文化』をご覧になりながらその歴史を学び、手作りの柿の葉寿司づくり(鯖・鮭8個入)を体験いただきます。その後は旬の鮎の特別会席料理を、この講座だけの特別メニューでお楽しみいただきます。
基本情報
- 募集
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募集終了
- 日時
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2021年8月25日(水)9:50~13:00頃
- 集合
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近鉄 大和上市駅
- 定員
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10名
- 受講料
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9,900円(昼食付)
講師プロフィール (株)柿の葉ずし平宗本店 店長 渡辺 雅晴 (わたなべ まさはる)
1971年福岡県生。2000年頃に柿の葉ずしと出会い歴史を知る。感銘を受け文久元年創業の(株)柿の葉ずし平宗に入社。現在はお寿司の製造販売、柿の葉ずし体験の講師として業務に取り組む。
お申し込み・お問い合わせ
朝日カルチャーセンター 中之島教室 プロジェクト事業部
TEL. 06-6222-5224 FAX. 06-6222-5221
受付:月〜土曜 9:30〜18:30(第2・4日曜は13:30まで) ●休館日:第1・3・5日曜と祝日(振替休日を含む)
- 2021年7月 1日
- 吉野塾2021年度