吉野町年中行事
- 2月
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- 2月3日 金峯山寺節分会・鬼火の祭典
- 3月
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- 3月下旬 津風呂湖ひらき
- 4月
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- 4月3日 吉野水分神社 お田植祭 令和5年度は中止となりました。
- 4月10日 金峯山寺 花供千本つき
- 4月11日・12日 金峯山寺 花供会式 ( 花供懺法会)
- 4月29日 吉野神宮 春の大祭
- 7月
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- 7月7日 金峯山寺 蓮華会・蛙飛び
- 9月
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- 9月27日 吉野神宮 秋の大祭
- 10月
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- 第3日曜日 吉野山秋まつり
[2月3日]金峯山寺節分会・鬼火の祭典
- 日時:毎年2月1日~3日(鬼火の祭典)3日(節分会)
- 場所:金峯山寺蔵王堂境内ほか
毎年2月3日には吉野山金峯山寺蔵王堂で節分の法要が行われます。
法要が終わると、鬼火の祭典と呼ばれ る鬼の調伏式が行われます。この調伏式は他の寺社のものとは違い、「福は内、鬼も内」と唱え、全国から追われてきた鬼を迎え入れようとするものです。
そして経典の功徳や法力によって、また信徒らが撒く豆によって、荒れ狂う鬼たちを仏道に入らしめて終わります。その起源としては定かではありませんが、金峯山寺の開祖である 役行者が法力で鬼を呪縛し、仏法を説いて弟子にした故事に基づくといわれています。
また、吉野山観光協会では「鬼火の祭典キャンペーン」と題して期間中、イベントや施設利用料の割引などの 特典をご用意しています。
[3月下旬]津風呂湖ひらき
- 日時:毎年3月下旬(日時未定)
- 場所:津風呂湖乗船場
津風呂湖外周の桜の蕾もふくらむ3月の下旬、津風呂湖では春の訪れを告げる津風呂湖開きが開催され、 湖上でボート遊びや魚釣りを楽しむ来訪者の安全を祈願して、湖上安全祈願祭が行われます。
この行事が終わると津風呂湖は本格的な観光シーズンに入り、春と秋の魚釣り大会や、夏のボート大会、ま たシーズンを通してのボート遊びや魚釣り客(ヘラブナ・コイ・ブラックバス)で賑わいます。
その他にも湖の周りの散策コース(ハイキングやサイクリング)や周囲が森と湖に囲まれた木の子広場があ ります。また、近くには総合体育館を中心に陸上競技場、野球場、テニスコートなどの施設を持つ吉野運動公 園があり、老若男女を問わず気軽にお楽しみいただけます。
(津風呂湖観光協会 TEL:(0746)32-2847)
[4月3日]吉野水分神社 お田植祭 令和5年度は中止となりました。
- 日時:毎年4月3日午後1時から
- 場所:吉野水分神社境内
日本一と名高い吉野山の桜は、標高差が約600m程あることから、下千本といわれる低い所から中千本、上 千本、奥千本と山の山頂に向けて咲き昇って行きます。その上千本の桜の開花を告げるかのように毎年4月3日 、吉野山上千本にある吉野水分神社で五穀豊穣を願う「お田植祭」が盛大に行われます。
この神事は、白衣に翁の面をつけた田男と牛の面をつけて牛に扮した男が拝殿に現れ、鍬や鋤・馬鍬・柄振・ 籠などの田仕事の道具を持ち、田を耕すところから稲の取り入れまでの農仕事の手順を、祝い詞の問答を繰り 返しながら、軽妙なタッチで、しかも厳粛に繰り広げられます。そしてこの後、田男が拝殿から御供撒きをします 。
[4月10日]金峯山寺 花供千本つき
- 日時:毎年4月10日
- 場所:金峯山寺蔵王堂境内ほか
花供会式に先立って、4月10日には女性行者による女人護摩供が修され、またたくさんの杵で餅をつく「花供千本づき」が行われます。
この千本づきは、平安の時代、白河天皇の后宮が大病を患いいかなる療法も効を奏さなかったため、金峯山の高僧高算上人がお召しを受けて祈祷したところ、さしもの御病も御平療になりました。
天皇は大変喜ばれて「何なりと望むものを・・・」と仰せられたので、「金峯山では蔵王権現に桜花をお供えする儀式を毎年行っていますが費用の出処がありませんので、願わくば一畝一穂の寄進を受けられるようお許し願いたい。」と申し上げると天皇はすぐにこれをお許しになりました。こうして集まったお米を花供会式にあわせて「千本づき」を行い、出来た餅を蔵王権現にお供えした後に御供撒きが行われます。また、この千本づきの餅を食べるとその年は無病息災で過ごせるといわれています。
[4月11日・12日]金峯山寺 花供会式(花供懺法会)
- 日時:毎年4月11・12日 午前10時(竹林院出発)
- 場所:竹林院~金峯山寺蔵王堂境内
花供会式は正式には花供懺法会といい、吉野山の桜が最も見ごろとなるこの時期に、吉野山の桜を金峯山寺 の本尊・蔵王権現にお供えするという春の吉野山が最も賑わう行事です。
吉野山の桜は、開祖役小角が感得し た蔵王権現を桜の木に刻んだことからご神木となり、献木され、保護されてきたもので、その意味からも春の吉 野山のメインイベントといえるものです。
この行事は、両日とも午前10時より十万石の格式を持つ奴行列を先頭 に、 一山僧侶、稚児、山伏、信徒らが行列を整えて竹林院から蔵王堂まで練り歩きます。そして法要を終えたの ち蔵王堂境内において採灯大護摩供を勤修し、「千本づき」でつかれた餅がまかれて終わります。
[4月29日・9月27日]吉野神宮 春の大祭
- 日時:春の大祭 毎年4月29日 午前10:30~/秋の大祭 毎年9月27日 午前10:30~
- 場所:吉野神宮境内
第九十六代後醍醐天皇を祭神とする吉野神宮は、正北面して建てられ、流れ造りの本殿、入母屋造りの拝殿 、切妻造りの神門、それを取り囲む塀など昭和の神社建築を代表する建物です。
また毎年4月29日には春の大祭が、続いて毎年9月27日には秋の大祭が開催されます。祭典では 浦安の舞の奉納や民謡踊り、奉納詩吟などが催されます。
[7月7日]金峯山寺 蓮華会・蛙飛び
- 日時:毎年7月7日午後1時から
- 場所:金峯山寺蔵王堂境内
蛙飛びは蓮の花を蔵王権現に供える蓮華会の行事の一環として行われるものです。
献花の法要が一段落す ると、大きな蛙が外陣に現れ受戒導師の前に出てかしこまり、法力によって人間に立ち返る法要が始まります。
白河天皇の時代、不心得な男が山伏を侮辱したので鷲の窟にさらされ、その後、男は後悔したので、金峯山 寺の高僧が男を蛙の姿にして救い出し、蔵王権現の宝前でその法力によって人間に立ち返らせたという伝説を 実演します。
[10月第3日曜日]吉野山秋まつり
- 日時:毎年10月第3日曜日
- 場所:吉野山町内
吉野山のすべての神社の神嘗祭で、五穀豊穣を感謝するお祭りです。
吉野山の上町・中町・下町のそれぞれのふとん太鼓が街中を練り歩き、蔵王堂前に集結します。
そして、祭礼を行った後、たくさんの御供が撒かれ、地元の人や観光客で大変な賑わいとなります。